西川チェーン専門店 第14回
クブチ砂漠植林研修

2012年5月21-25日中国緑化日本協力隊

福岡空港から大連経由で北京へ、北京から7時55分の便でパオトウ。お約束の時間遅れでパオトウ空港に着いたのは深夜の12時過ぎ、それからバスで30分、写真上のホテルに到着。翌朝8時にオンカクバイへ向けバスで出発


翌朝ホテル前、当時中国はどこでもバブルで建設ラッシュ、パオトウなどの田舎町でもポルシェやアウディ、レクサスなどの高級車が目立つ


数年前までは当たり前だった竹の足場はもう見ない建設現場


派手な料金所


世界一長い黄河の中流域を渡る


黄河の鯉は美味しくて有名らしい、食べる気しないけど…


どんどん奥地へ、乾燥地帯に入ってきた。ギリギリ畑がある


オンカクバイ到着、砂漠地帯に突入


砂山の間に成長した植林が見える



流砂によって大きく伸びた木が埋まったり出てきたり木も大変


ホテルの隣にあるオンカクバイ砂漠博物館、近未来的な建造物


スタッフ宿舎


オンカクバイの敷地内をグルッと見学。ビニールハウスが続く、日本から夕張メロンの生産者が技術指導しメロンを作っているそう。しかし、どんなに指導しても一本から沢山採ろうとするので甘くならないらしい…基本は一本に一房


全中国から出稼ぎに来ている人々、小さい家から其々のハウスが伸びコンピューター管理で生産。モデル地区農法場なので、夫婦二人が狭い家で我慢の生活


ホテルについてモンゴル式の歓迎式典。左はボランティアで7年目の間瀬さん46歳、頭が下がる。真中は中国緑地化日本協力隊のスタッフ、内モンゴル最大の都市フフホトから来られてる日本語が堪能なモンゴル女性


パイチュウ一気飲みの歓迎セレモニー


非常に度数の高い酒


中国には水に溶けるトイレットペーパーが無いので、トイレは水洗なのに紙を流せない…流すと詰まるので、拭いた後は便器横にあるゴミ箱に捨てる。なんと北京もそうでしたウォシュレットに慣れた身には辛い。乾燥しているので臭くはないがゴミ箱に入れとくのは...


部屋の外は従業員宿舎と自家用畑


昼食後、植林できるカッコに着替え、いよいよ植林地へ


植林の達人二人、植林ガイド20年の高橋さんと日本人代表 間瀬さん


植林前に遠山先生の分骨されたお墓でご挨拶、この墓専属 墓守の人が入口で見張っている


お墓横の銅像、中国で3本の指に入る有名な女性彫刻家が製作



高橋ガイドに説明を受ける


バスは此処まで。降りて20分ほど歩き植林予定地に向かう


植林用にお着換え

表には黒く小さい甲虫(フンコロガシ?)が歩き廻っている

それを狙うヤモリ?トカゲ

この他にウサギの足跡がチラホラ
カシミア研究所


カシミアヤギが沢山飼育中


その先は豚の飼育所、猪豚と書いてある


周りの農地ではアメリカ製の巨大ロウラー式給水器が散水。これでアメリカでは地下水を一気に使い環境問題発生し、使わなくなった代物だそう。いつの間にか中国に来て活躍中、将来が怖い


せっかく根気よく砂漠を緑地化してもこの機械で地下水を一気に使えば、水がなくなってしまう
目先のことしか考えてない…、どっかの政府と同じ…


西川チェーンの森”長年続けてきたポプラ地区。しかし地下水脈がない為か木が育たず断念。新しい土地に移設し今年が再スタート


ちょっと足を延ばして観光地へ。元砂漠地帯が緑化に成功すると人が集まる。商売上手な漢民族が目をつけリゾート開発をはじめ金儲けの場に。遠山先生が始めた砂漠の緑地化が、何時の間にか金儲けの場になっているのが悲しい


内モンゴルなのでパオ


見学しているとスタッフがカギを開け中を見せてくれました、有難う


砂漠の中の湧水地


モーターボートで移動できるほど大きい


植林で使うポプラの種。綿のように空中を飛んでいた、段差に種が溜まる


水陸両用車?と思ったら観光客を乗せて砂漠を移動するためのジープ改


色んな企業が植林に参加している


中曽根元首相の名前が彫ってある。首相時代ここに来る予定が急遽中止、式典用に用意していた石碑だけが残っている…思いはこの言葉にという事でしょうけど首相を辞めた後でも来れるのに


中国側の日中友好石碑


一旦ホテルに戻り昼食


途中、植林してある所で間瀬さんから説明を受ける


大きく育て!


深く広く根を張り、砂漠にも強いポプラの苗木



あの砂丘の向こう側が我々の植林地


まだ先


途中、植林地が飛び飛びにある。普段は現地のモンゴル人を雇って植林しているらしいが、目を離すと直ぐ浅くしか掘らないので、パタパタ倒れるそう、自分達の土地なのに手を抜くとは考えられない…


新しい植林場所をここに決定


今度の西川の森はトウモロコシ畑の横、昔、大洪水の際に大量な土砂が流れ込み比較的肥えた土地の様に、井戸もあるし


大理石の碑も移動


間瀬さんが植林用のポプラの苗木を運んできた


植え方を間瀬さんが教える。腰を悪くしないよう膝をついてスコップ一本と握りこぶし2個分の深さ、約1,2Mを掘る


みん其々の掘方で


間瀬さんから習った通りコップを投げ込み深く掘る


長野県上田市の丸山さんと一緒に黙々と作業


皆ほぼ同じペースで掘り進む


水瓶を作り水を溜める


周りを盛り上げ水瓶を作り、水をたっぷりやったら一段落、約4時間で初日の作業終


名札を付ける、次回確認に来るときに大きくなっているか・・・


新しい東京西川の森は土地が豊かで成功しそう


帰りにバスを降り、道端の砂丘に寄る



砂丘体験鳥取砂丘とは違う


延々とサラサラの砂丘


砂紋がキレイ


5月なので日差しはきついが風は気持ち良い


埼玉の山崎さん、間瀬さん、現地ガイドのハンさんとスタッフの女性ハンさんのお惚けキャラが後々まで皆を和ませた


植林メンバーの西川の須藤君、丸山さん、静岡の宮崎さん



バスが無ければ大変


今夜お世話になるオンカクバイのモンゴル家庭料理レストラン


待望の食事風景、冷たいビールが喉を潤す。しかし、アルコールが2,5%で殆ど酔わない、内モンゴルの料理といっても中華料理と変わらない美味しい


モンゴルの代表料理、羊の塩茹肉。大変美味


いくらでも入る


中国中からお偉いさんが緑地化の成功例視察に訪れる。その為、ホテル前はレンジローバーとランドクルーザーの高級V8勢がずらり、隣町から民族衣装の劇団も呼ばれてる


声をかけたら、皆、気さくに集合写真を撮ってくれた


外に出ると満天の星空が!下の明かりはパオトウの町明かり


高橋さんが撮った北斗七星を中心にした星。やはりパオトウの明かりが邪魔


二日目


翌朝7時に出発し砂漠へ


本日2日目は間瀬さんからの提案で既存のポプラに水やり作業


植林より水やりの方が大変なのだそう、皆で200本に水瓶を作り水を補充。確かに此方のほうがキツイ


根を傷つけないように丁寧に掘る。約半数は既に死んでいた


作業は午前中で終了。昼食後、砂漠見学に向かう


エンジンがかかるまで数分かかる車、大丈夫か?


このデザート専用車でラクダのいる所へ


初めは快適そうだが…


あまりの乗り心地の悪さに段々笑顔がこわばっていく…


ドライバーがラリーと勘違いしているのか飛ばしすぎ!後ろはかなり跳ねて、しがみついてないと降り落とされる、男の悲鳴が響く…宙に浮いた体がプラシートへ叩きつけられ腰が


爆走車を下りると目前にラクダの尻


こわごわと触る


高橋さんを知っている経営者だったので、高橋さんと間瀬さんはタダ。さらにサービスで大回りしてくれるとのこと


みんな初めての経験!僕のラクダは年取ってる為か大きく、皆を見下ろす


「おいおい振り返るな、危ないだろ」左は急坂なのに…


みな乗り慣れたかな


ラクダの列をハンさんが頑張って写真を撮っている


僕のラクダ大きいでしょう


皆ワァーワァー楽しむ余裕が出てきた


慣れたら楽しい


砂丘をグルッと大回りし終了


帰りは恐怖のジープに乗らないで歩いて2kmほど帰る。途中、砂漠に花


↑オンカクバイへ戻り、遠山先生の記念館へ
上は20年前の植林前、下は5年前の植林後。ホテルの屋上から撮った写真


生前からのお付き合いがある高橋さんが熱っぽく説明


ケース中にはモンゴルで良く出土する恐竜の骨も入っている


パオトウへの帰り道、この辺はちょっと掘ると石炭が採れるそうで、あちこちに火力発電所があるこれがPM2.5やスモッグの原因

パオトウはレアメタルの産地で世界中の85%を供給している。中国は原料のままでは輸出しない、と強気の姿勢でなので製品化の為、日本企業の工場も沢山


グリーンのシートをかぶせた石炭を積んだトラックがなんと200km繋がっている、桁が違う


帰りの黄河を渡り


さすがに黄河、岸辺には観光客


パオトウの人民広場、此処で羊(ラム)のシャブシャブを頂く、アッサリして美味しく何皿も食べました。このお店はここが発祥で世界中に120店舗あるそう 東京にも。この後、深夜の北京行の飛行機に乗りパオトウを離れた


三日目

最終日、北京で西川の商品が入っている高級デパートを見学


なんと備長炭エアセルの調節枕が1万8千円!日本の1,5倍の価格。中国バブルが伺える、スタッフに聞くと売れているそう


品ぞろえにふとん屋さん達も興味津々


シルクの肌掛けなども全て日本の1,5〜2倍の値段、ビック


中国国営テレビ局本社


その横にあるオープン当日に燃えて解体中のビル、200億円の建設費用の半分以上が政府関係者の袖の下に入った欠陥ビルということがバレてしまい逮捕者が多数出たそう、さすが中国


最終日は台湾のティン タイ フォンで飲茶の夕食。熊本市内の鶴屋デパートにもあるので感動薄


雲が島にぶつかっているのが飛行機から見れた


北からの湿気を含んだ重い空気が陸地に雲がぶつかっている風景

今回、植林に参加できて光栄でした。整圧敷きふとん1台販売すると一本ポプラが植えられます。今後も整圧敷きふとんを沢山販売し、温暖化防止に貢献します