セリシンもフィブロインも成分はタンパク質、特にフィブロインは、１８種類ものアミノ酸からなるタンパク質で出来ていて人間の皮膚にとって必要不可欠な成分でもあります。水と結合しやすい原子団を持っている為、汗として発散する水分をすばやく吸収し放湿するというすばらしい特性があります


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手挽き真綿ふとんの種類
使用原料		手挽き回数	特徴
極上 入金真綿		約６５０回	希少価値が高く、やわらかでコシのある生繭を入金真綿の伝統的な方法で生産。まさに極上の逸品です。しかし、品質基準が非常に高く、手間が非常にかかる為、年間にわずかしか生産できません
入金真綿		約６５０回	結城紬の原料で有名な東北保原町の入金真綿を使用、日本伝統工芸品の逸品。２人で一日に二枚しか生産できない貴重品。かさ高性ドレープ性、吸放湿性すべてに優れた最高級真綿ふとんです
生繭真綿		約1000回	入金真綿技術を西川商品課部長が３年の年月をかけ中国で指導。高品質の真綿が出来ました 素材の良さをそのまま生かす生繭を使用した東京西川オリジナル特選真綿ふとん西川専属工場で厳格な品質管理の元生産されています
極上 近江真綿		約６００回	近江真綿の伝統をそのままに、さらに薄く丁寧に手挽きした高級真綿ふとん。西川だけのオリジナルです
近江真綿		約３００回	江戸時代からの伝統を持つ近江地方でつくられる伝統技術に裏付けされた高品質の真綿ふとん
中国真綿 （角真綿）		約２００回	近江の角真綿技術を中国で指導 中国の角真綿を使った西川だけのオリジナル真綿原料を使用。ドレープ性に優れ、西川の専属工場で、日本基準に近い監視下で生産されます
中国真綿 （帽子真綿）		約１２０回	帽子は簡単に大量に作れます。玉が出来やすく厚みが均一には出来ないので、日本の製品レベルでは商品になりにくい。ハサミで半分に切った帽子真綿を四方に囲んだ約５人の女工さんが一気に挽きます。簡単に出来るが綿切れが多く安価な商品の中綿に使用します

ご注意最近は中国の帽子真綿を機械で挽く業者も増えた。これは中国国内で約５千円前後で売られているが、綿切れや玉化が多く、ホコリがでたり厚みが均一ではない為、日本の品質基準では販売出来ない

生繭手挽き真綿

生繭手挽き真綿は、熱風処理していない生きている繭「蛹が蛾になるまでの生きている10日間に加工する」から作られる為、通常の真綿より弾力性に富んでいる。また、袋状になった真綿を一枚ずつ丁寧に手挽きし何百枚「約1,000回」も重ねているので体にフィットし快い温もりが伝わってきます

＊普通の真綿１２０Ｃの熱風を約８時間当てた繭からつくられます。中の蛹がミイラのようになる為、常温でも腐らず保温が可能で大量生産ができる

真綿の５大特徴

〇真綿は呼吸している天然素材。吸湿「綿の約1,5倍」放湿性 「綿が60分で放出する水分量を絹は40分で放出」 に優れムレを防ぎ爽やか

〇シルク繊維は天然繊維の中で最も細くて長い為、フィット性が良く肌触りも最高！さらに繊維の間に無数の小さい空気層ができ、そこに暖まった空気を閉じ込め保温性に富みます

〇真綿は昔から体から出る毒素を吸収すると言われます。タンパク質を成分とする絹は人間に必要なアミノ酸を含み、皮膚細胞を活性化させる作用があるので、敏感肌の方には最適な素材です。美容・美肌作用の他 肩こり冷え性神経痛などに効果があり

〇超繊維「一本の糸・繭一個の糸の長さは１,３００メートル」で繊維が切れにくいからホコリになりにくく衛生的、また合繊とは異なり静電気が発生しない為、アトピー性疾患の原因に もなるホコリやチリを寄せ付けない。さらに抗菌防臭効果があり清潔

〇シルクに触れた時の感情の揺れを、脳波を通して目で見る研究で心をリラックスさせ穏やかにする作用があり、快適で健康な眠りに導く

沢山の空気層を作る真綿ふとんは外気の気温変化にも強い

　　　　　　　　　　　　　　　*モンベルカタログ参照

真綿（絹）ふとんのお話