2012年9月ユニチカ紡績&
和歌山染工&深喜毛織研修
岡山県ユニチカ工場見学
当時、チェーン教育委員会に所属していた私は、委員会発信の研修会に参加。見学内容全て初めてなので楽しみ

まず岡山県にあるユニチカの工場入り、沢山の綿花が梱包され積まれている。触るとガチガチに硬くスゴイ力で圧縮梱包されている

世界のユニチカ、東京西川と同じく何百年も続く老舗企業

超長綿の産地別に積み上げられている
エジプト綿・インド綿・アメリカスーピマ綿・中国トルファン綿etc・・・


工場長から説明を受ける


さすが世界屈指の高級繊維製作会社ユニチカ、どの部屋も゙衛生的で気持ちが良い


いよいよ綿花をほぐし、糸にしていく工程へ


洗った原糸を沢山の針が着いた機械に入れ繊維をばらしていく。すごく古い建物なのに天井のノコギリの刃のような明り取りで明るく省エネ!


さらに細かくする機械


高速で撚りをかけ大きい糸に


それをロールに巻いて束ねる


それをさらに細く分けて糸作り、綿の産地により糸の太さが変わる


何百本の糸を織って最高級の生地に仕立てる

殆どが企業秘密の機械で写真は取れません。皆様にお見せ出来たのは代表的な一部、しかし世界有数の最高級生地(高級羽毛ふとんの側生地)の生産工程を皆様の代わりに確認、安心してお使いして頂ける最高品質・最高級品です


和歌山染工
最新プリント工場見学

ここも古い、百年以上の歴史がある老舗工場


外国では真似できない複雑な色を配合する重要な場所


これは最新の巨大インクジェットプリンター、十色の染料を配分して何万色の色をプリントできる


煉瓦部分が百年以上前から変わっていない建物


上部の雲のような部分の上でプリント作業が行われている、雲のような水蒸気の層は100度以上、触れたら火傷どころではすまない


古い建物なので迷路のような工場内


どんどんプリントが刷り上がっていく


金属の凸凹にインクを入れてプレスし染める



深喜毛織
アパレル(バーバリーやエトロなど)のカシミアコートやマフラー、ニット、カーディガン、セーター類や高級なカシミア毛布を一手に担う日本で一番、世界でも5本の指に入る高級品を扱う深喜の工場

アンゴラ兎の剥製、初めて見ました。気持ちよさそう


中国(チベットやモンゴル)のカシミア山羊の剥製


管理された種類別の倉庫


巨大な機械が作動中


一回目の洗い


不純物や毛の種類を選別する巨大なタンク


無線で説明する案内係の方が数名いるほど世界中から沢山の見学客が訪れる




洗浄後のカシミアの毛


巨大な鉄の針で毛をとかし、撚りをかけて糸にする


糸を織る


深喜の拘り、織った糸をアザミの実を固定した起毛機金属のトゲでは到底及ばない素晴らしい仕上がりになる大切な部分



アザミを接写


自然の力は凄い


こちらは金属のトゲによる通常の安い起毛仕上げ機



傷がないか検品作業


凄かった