2018年11月3日(土)晴天 トランス九州横断リレー
熊本市中心商店街仲間・熊本市役所・商工会議所で行っている「アートプレックス」の一環で行われる大分・熊本震災復興の意味を含み、勝海舟・坂本龍馬が通ったと思われる道を現代、人力で辿る24時間リレーが始まる。前日の夕方に熊本を出て、大分の佐賀関から深夜12時スタート。ランニングと自転車で竹田から阿蘇を通り、熊本市の河内町塩屋港に10時ごろ到着予定。主催者の葉山さんは佐賀関からの伴走車に同乗して全ての行程参加する。僕は河内から島原へ行き車で帰る予定なので、朝の8時半に現場にいき準備して待つ

ハヤ〇・〇マノと僕の3名の予定が、前日〇マノさんの親戚に不幸があり急遽二人に


塩屋港の船上場に到着。〇マノさんの分と2艇準備してる


一艇は組み立て式のファルトボート「エルズミア530」もう一台は高速ツーリングカヤックのウォーターフィールド「ハヤテ」


目指す島原の裏にそびえる普賢岳


正面の島原港まで距離約25km。晴天べタ凪


この海面を見て、まだ慣れていない上 安定が悪いが早い「ハヤテ」で行くことにする・・・これが判断ミス。有明海中盤以西の横波が大きくなる海域では、エアースポンソンという空気袋が4ヶ所入り、長い船体で安定性がよいエルズミア530を選ぶべきだった。しかし、エルズミアを分解しながら皆の到着を待つ


エルズミアを専用バッグに収め、塩屋港の左奥にある砂地が出艇場にハヤテを下ろし準備


テトラ奥の堤防では近くのお年寄り達が寄り合い、たき火を囲みそれぞれ持ち寄った食べ物を焼き懇談中、此方が珍しいだろうから怪しい物ではありませんと一応説明した


そうこうしているとハヤ〇さんが準備のため一足先に到着。ハヤ〇さんのカヤックはカナダ製のニンバス「カップファーベル」という名艇。ラダーがなく細いエンドとロッカーが喫水が多く、キールがソリ上がり波に強い。18kgと非常に軽くハヤ〇さんは下駄代わりに操船するが、幅は狭く中・上級者でないと難しい


さんが今年も皆に昼食をご用意して頂いた、僕らは出発が近いので早めに頂く。家庭料理の愛情たっぷりなオニギリ・お惣菜がとても美味しい


選手やサポート隊も到着し皆で昼食


いよいよ出艇。近所のお爺ちゃんと孫がお見送り


いよいよです。メンバーに見送られ意気揚々と出発。これから先の横波も想像できづ・・・

これから先は、カヤックがユラユラ不安定で写真を撮ることが出来ず、今回の広報担当のハヤ〇さんが撮影した画像を拝借


伴奏船のハヤ〇さんが撮影、出艇したばかりのまだ元気なパドリング


この辺りは快適


魚策の横を海苔漁師たちの邪魔にならぬよう急ぎ漕ぐ






魚サク地帯を過ぎ、のり養殖のブイになる当たりから南東の風による横波が規則的に続き不安定に


脚を踏ん張り、膝でカヤックの内側を押し安定させる


しかし次第にいつも使わない場所の筋肉が悲鳴を上げ、太ももが攣る症状に


奥に長洲の造船所。海苔養殖のブイが少なくなると波が大きくなり始める

この後の休憩で、引き返すことを決断。葉山さんや伴奏船に伝えると、一人では危ないので船に乗せようということになり


男四人・女性一人に引き上げられ無事、船上。応援に回る


昨年、悪いコンディションで走破しているハヤ〇さんは余裕で進む。まだ半分きてません


漁師さんに聞くと、午後からは毎日風が強くなるらしい僕の腕だと午前中4時間で終わらせたかった


嫌な横波が続く有明海を3時間黙々と漕ぎ進む頼もしい雄姿


嫌な海域をやっと漕ぎ出ると


島原の町が見えてきた、波も穏やかに


漁船とは上陸場所が違うのでここで別れる


島原海浜公園の堤防へ


ハマ〇さんは“漁師市場とっとと”裏の上陸地点へ


到着、2年連続完走おめでとうございます
僕はハマ〇さんのカヤックを積み、島原港から熊本港に傷心の一人旅。伴奏船に乗りゴールの長崎 出島へ


2018年荒れた有明海


1m以上の波の中、世界のカヤッカーが憧れるフェザークラフトのファルトボートでハマ〇さんが横断。レベルが違う





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