2013年7月6〜8日奄美大島
いよいよ加計呂麻島シーカックマラソン参加
男子シングル フルコース36kmエントリー

海面クラブより18名参加。初日以外は晴天が続く、暑さが半端ない

望:桜島山。5日の午後5時40分鹿児島港を出港、梅雨の九州を後にする。熊本から参加の僕は、新幹線で単独 鹿児島市へ。皆は海面ハウスでカヤックを積み込み、4台に分散し鹿児島新港へ


宴会風景


皆で泊まる2等船室、昔の2等からはかなり進化している、宴会途中で消灯(8時)レストランに移され宴会を継続。しかしスタートが早かったため僕は10時に就寝。他のメンバーは深夜まで…元気


早朝4時半に到着のアナウンス、5時半過ぎに下船


このような感じでカヤックを積載。まず名瀬市から南下し、加計呂麻島対岸の大会開催地である瀬戸内町を目指す


途中、住用村のマングローブパークに立ち寄り観光


カヌーで遡上すると面白そうなマングローブ林


蚊が多そうだが皆でマングローブ探検へ


途中、緑色の蛇が2匹道端や木の枝に…ハブがいる島だから気を付けながら木道を降りる。下はハゼが飛び回る汽水域


左のハシモ○さん63歳、無駄な贅肉のないアスリート。右のダイナマさんはシーカヤックマラソン常勝者、腕が極太!奥には今年からレース活動している山口から来たミツモ○君、そんなアスリートに挟まれ腹の出た中年体系の私


無数の大きなカニが暮らしてる、マングローブ林は豊富な生物の森


休憩場にマングローブの種が水に浸けてあった


奄美トカゲ、内地のとは柄が少し違うか


移動し、肥後山の展望所へ。そこには巨大な島ナメクジ…


まだ梅雨明けしておらず天気は今一、皆で展望台へ


明日のコースを一望


スタート・ゴールの瀬戸内町と内海の周回コース


目前のシダ木の上から食べられそうな若芽が生える


瀬戸内町に降り、公民館でシーカヤックマラソンの受付



準備が終了し、観光に出る、清水からの眺め


すでに練習している人を発見、上の方は川のような潮流


明日はまずここを横断し対岸、加計呂麻島の渡連へ。明日は大潮なので流れが心配


東向きにあるホノホシ海岸の駐車場


綺麗でダイナミックな海岸


全体を大きな玉砂利が埋めている


お気に入りの石が見つかるかな


ダイビングしてみたくなる地形


カヤック3人娘、ヘタな男性より断然速くビックリします。右のユキちゃんはカヤックレースで数々の賞をゲット


南国・奄美の海は遊ぶに楽しそう〜


沢山実ってるアダンの実。表面は凄く硬いが熟れたら中の一部は食べられるらしい


いよいよ海水浴、有名なヤドリ浜に到着。対岸は加計呂麻島


天気は今一ですが暑い…目の前にはサンゴ礁、早く飛び込みたい


汗を吹き吹き海遊びの小道具を準備、何でも快適に遊ぶには時間がかかる


海に入ってすぐ、小さなシャコ貝発見


その横に大好きなウミウシ


海のナメクジですが、陸上のと違いカラフルで楽しい、天草の海にはいない種


カクレクマノミ、左上に黒く映っているのが幼生


子供達は固まって隠れてる


色とりどりのチョウチョウウオ


ペアで泳ぐマツカサウオ?


サンゴ礁のボス ブダイ


なかなか顔を写させてくれない


ツノダシ


優雅



大きなヒトデ


セジロクマノミ


日本では奄美大島以南に生息するクマノミ


珍しいウミウシ発見


小さなシャコガイはサンゴに埋まり身を守る


珊瑚をかじるブダイ達


石鯛の幼生?

あっという間の2時間、瀬戸内町の民宿に戻る


瀬戸内町の民宿 鶴屋にて二日間お世話になる。この部屋に男3名、全部で13人が泊まる。2階に便所は一つ…僕は近所の公園に綺麗なトイレがあるのでそこに通った。この晩は、夕飯の予約を取っていなかった為、急遽ダイナマさんが10名以上入れる居酒屋を見つけ、ゴーヤチャンプルを中心の楽しい夕餉。10時には就寝


翌朝、なんで朝食はこんなに美味しいのだろう…皆、お代わりし沢山食べる


いよいよレース、みんな程よい緊張感。僕はスプレースカートを忘れたことに気づき愕然!急遽、海面クラブの予備をダイナマさんに借りる、助かりました。軽くて速そうな船ばかり。僕のレンタルは重くて頑丈なポリエチレン艇シャドー。何時もヤマ●サンが乗ってる黄色&赤の艇


大会本部、今日は天気が良くなりすごく暑い…


右にダイナマさんが乗る赤いタンディム艇、出番を待つ


チューさん出走準備完了、余裕


待ち時間が暑いので先に湾内へ出る、堤防外は三角波で安定しないうえスタート後、早い船にぶつけられ大変との情報。初めて参加なので最後尾からユックリ付いていくことに


続々とカヤックに乗り込む選手達


目前のヨットから岸壁までがスタートライン


オレンジのゼッケンがフル(36q)で、ブルーのゼッケンがハーフ(20q)。目の前をカヤックのF1、サーフカヤックなどが通る。普通の人だと海上に止まっていることすらできない細身の高速カヤック。名前はシーブリーズやディアブロ、コブラなど、初めて見た…


皆、気合みなぎる


スタート直前、入賞を狙う先頭集団の緊張感が伝わってくる。当日は大会始まって以来の凪だったそう。去年まではスタート時の三角波がすごく、待っている間に数艇が沈したそう。今回も30キロ漕いで帰ってきた時には、そんな感じになってて漕ぎにくいのなんのなかなか前に進まない。最後にコレカヨッて感じでした


スタートの渋滞をやり過ごし、沈している一艇を横目に順調なスタート。500mほど行き清水入口の岬を左に曲がり清水海岸へ向かう。この辺りでフルの5分後にスタートしたハーフのトップ連中が次々と抜いていく


飛び込みたくなるような透明度の海水浴場を過ぎ、渡連に向け海峡横断。この先は潮が右から左へ川のようになって流れているので目標をかなり右にとる


やっと海峡を漕ぎ抜き渡連のエイドステーションへ、左前にチューさん。応援の島太鼓のドラの音が響き渡り、勇壮で力が湧く


エイドステーション到着、チューさんと記念撮影。あまりの日差しに僕の顔はすでにサングラス焼け。トップ選手たちは決してこのユッタリした光景を見ることはない…


ここで麦茶・オニギリ・漬物・バナナ&氷水の力水を頂いていると、次から次にハーフの選手たちが上陸してきた。この辺りは映画「寅さん」の撮影地、観光できてのんびり見て回りたい


賑わうエイドステーションを後にする


前方にアウトリガーの選手発見、並走し話しかける。このカヤックは波に強いらしい。選手は神奈川県からの参加


目前に海面クラブのイケガ○さん発見、九州一周や四国一周し、日本一周中のクラブの雄。定年組で年配なのだがタフで速い、この人をペースメーカーに決定


生間の入江


対岸の瀬戸内町が見えてきた、あそこに戻るまでこれから25q以上漕がなければならない


ペースメーカーに定めたイケガ○さんは気を抜くと見失うぐらい速い


チューさんと一緒に、諸数など複数の入江を漕ぎ進む


やっと2番目のエイドステーション、スリ浜に到着。このエイドから先は俵小島まで上陸地点はなくロングラン


オニギリ、バナナ、ニンニク塩漬けや漬物類を頬張る。加計呂麻島のボランティアの皆様有難う


目の前をイケガ○さんが出艇、チューさんがユックリしてるので先に出発し追いかける


次のチェックポイントは勝能。イケガ○サンに食らいつこうと頑張るが、シャドーは重く幅があるのでなかなか思うように進まず、どんどん離される


暑い・・・30kmは想像を超えた距離


押角の入江。この先は山影で無風になる為、さらに暑くて辛いらしい、熱中症に注意


どのチェックポイントでも島太鼓で応援してくれ元気が湧く。此処では堤防の上から氷水をかけてくれた、生き返る


目の前にいる2艇(タンディム艇とアウトリガー)に追いつき、バトル開始


抜きつ抜かれつしながらもなんとか2艇を振り切り、イケガ○サンに追いすがる


対岸の岸沿いに先行するカヤック達が見える、暑そう


押角では登録番号からフルネームを調べ名前で応援してくれた。島太鼓の鼓動と共に気合が入りなおす。このテントの裏に人間魚雷の基地跡の穴があるそう。チューさんやキノシ○さんは地元の人に案内してもらい観光したらしい、さすが楽しんでる


小粒に見えるイケガ○さんを懸命に追いかける


ここは無風、右側に養殖場が続く


日が照りつけ海面の返しがキツイ、軽い熱中症か


呑之浦から俵小島まで本日一番長いロング、前のイケガ○サンに離されないよう力を振り絞る


1〜20番の旗を立てた見張りの漁船が選手達を見守る


イケガ○サンが休憩している間に先へ出る。次に左前を行く体の大きな人をマーク、僕は肩からのパドリングを意識しているが、この人は手先でパチャパチャやっているだけのように見えて早い、漕ぐペースを落とすとスゥーと離れていく…辛くキツイ時間


何とか俵小島に到着。此処では上陸せず麦茶2杯を船上で飲み直ぐに戦線復帰、ズーッと右に見えていた瀬戸内町を左奥に見て、ゴールを目指す


先ほどの大きな人は上陸休憩した為、ターゲットを次の人に移す


右を見ると潜水艦が浮上中、。潜望鏡付近に人影が見えるのでシーカヤックマラソンを観戦しているのか


古仁屋港の一つ目に近ずく。二つ目の港がゴール、だいぶ近づいてきた目前のカヤックを抜きたいが、彼もスパートをかけ反対に離される


この先で三角波が始まりスパートを諦める。波で不安定で写真撮影出来ない。ゴールはもう少しだが写真はここで終わり


ママさんが撮ってくれたゴールシーン


同カテゴリー中29位でゴール、MCから出身地とフルネームをゴールで叫ばれ気恥ずかしながら入港。着いたらすぐにボランティアの高校生スタッフがカヤックを上げ水洗いしてくれた、さらにカヤック置き場まで運んでくれ至れり尽くせり。僕は軽い熱中症だったのか、携帯を取り出す際にマネークリップを付けた現金2万5千円を落とす…アナウンスで気づき本部に行くと無事戻ってきた。もう出てこないと思ったお金が戻ってくるとは…島の人達の優しさに感激。助かったー!


ホッとしながら昼食会場へ、札を渡しオニギリとみそ汁・漬物・スイカを頂く。此処でもボランティアの島民の優しさに触れる


選手たちやその家族で賑わう昼食会場


証書

民宿に帰り、2軒隣の銭湯で汗を流す。6時から始まる島一番のイベントまで部屋で仮眠


集合がかかり、まだ暑いイベント会場へ


去年はシーカヤックマラソン20周年で奄美出身の”元ちとせ”が歌ったそう。今年も島出身のアーティストが来て盛り上がる。その前に表彰式、海面クラブのメンバーが沢山入賞


カワイイフラダンス


海を見るとまだ潜水艦が停泊中


地元婦人会や女子高生、小学生の歓迎フラが終わると


いよいよ表彰式。シーカヤック男子シングルフルの勝者は鹿児島の健太君、2位は海面ハウス(熊本水俣出身)のチジイ○君、カヤッカーのヒーロー達。腕の太さが異常


男子タンディムフルはなんと1位から3位まで全て海面クラブ


常勝のダイナマさんは長崎九十九島チームのお友達とペアを組んで勝利


2位は海面クラブのインストラクターレイダーさんチーム


3位はアミパパさんチーム。去年、対馬から釜山までシーカヤックで横断した猛者達


男女混合タンディムフルの2位に海面クラブのヒロイン ユキちゃんとイマイズ〇さんチーム。家に楯は幾つあるのだろう…


男子ハーフの勝者、これまた海面クラブ山口県の63歳ハシモ○さん、元自衛隊。常人では乗れないシーブリーズというカヤックで魚雷のように突き進む、体脂肪率がサッカー選手と同じ怪人


可愛いフラダンスの後


瀬戸内町出身のメジャーデビューアーティストで大盛り上がる

皆、踊りまくりで汗臭いのなんの。気づかなかったけど元ちとせもウロウロしていたそうです


瀬戸内町が揺れてます、この後 深夜まで呑み明かし


翌日は夕方7時発のフェリーまで観光、観光地が密集している上奄美へ移動


名瀬市を過ぎたあたりでダイナマさんが急停車。今、島で話題になっている美味しいジェラート屋さんへ


美味い、塩とマンゴーのミックスですが塩は絶品。一食の価値あり


お店も清潔で上品


道中はサトウキビ畑が続く


途中、お土産物を買いにスーパービッグへ寄る。黒糖や黒糖焼酎などを買い込む


その横の小さな無料動物園に なぜか七面鳥


奄美パークで有名な鶏飯の昼食と奄美の歴史資料館を見学



そして待望の用海岸?待ってましたこれが奄美だ


素晴らしい浜辺、素晴らしい天気。チューさんもご満悦


此処でも潜ってすぐにカラフルなウミウシ


サンゴ畑


熱帯の定番、モンガラカワハギ


ガワが硬そうなナマコ


奥まで泳いでいくと大きな魚たち


波紋が美しい砂地


海面も素敵


波はあるが揺られていると快適


海面近くは小魚の群


とっ夜光貝


デカい


ヘラヤガラの幼生


スティングレー発見


砂に埋まっていましたが、近ずくと逃げた




岩間から五色海老(熱帯伊勢海老)の触覚、掴んで引っ張ってもすぐに折れてしまう


マーメードかと思ったらユキちゃんだった、焼けないよう完全防備


っと突然逃げ出したっと思ったらフィンが片方外れている、下に落ちていたフィンを発見しレイダーさんが乗っている立漕ぎボードに預ける




岩の裏にいて暗くピンボケ、ミノカサゴの幼生。まだヒレが青色


ウミヘビ?海ウナギ?ハモ?アナゴ?牙が鋭い


まん丸の目はカワイイ


サンゴ礁


時間です、サラバ


また逢う日まで


帰りのフェリーは、アマタックさんがマラソン中に撮っていた目線ビデオで盛り上がり。海面クラブのみなさんお世話になりました、来年も参加出来たら良いな〜

晴天続きの奄美と違い九州はズッと荒れ模様だったらしい、錦江湾に入ったら即、雲が厚くなってきた。しかし九州も梅雨明け間近、暑い夏が始まります