2012年5月4日福岡能古島
雨のち曇りのち晴れ&波浪

今回は取引先勤務のヤマ○さん、その会社をリタイアされたチューさんにお願いし、彼らが入会している福岡市西区のシーカヤックショップ「海面クラブ」に参加。知り合いの紹介ということで会員価格に優遇して頂き施設利用料とレンタルカヤックで2500円。ありがとうございます

９時前に着いたら悪天候。この日、海面クラブのメンバーは来月の対馬-釜山日本海横断ツーリングの練習で集まっていた。全てタンディム艇で総勢１５名ほど、波浪の為未だルートの相談中

我々は、唐津のショップからインストラクターのブシさんがお客さんを連れてきてたので、そのグループに合流させてもらい１０時過ぎスタート

ブシさん、ノロ夫婦＆息子でタンディム３艇とシングル１艇、我々はヤマ○さんとシングル２艇。飛び入りで日本一周中のベテランイケガ○さんが参加総勢１０名で能古島に向かう。大勢なので出廷が大変。エントリーポイントの周りは潮干狩りで集まった家族でウジャウジャ

今回は、チューさんが遠征隊メンバーなのでヤマ○さんと

僕は完全装備。ゴールデンウィークでまだ水温が低い為、万が一沈した際の準備でダイビング用の５ｍｍウエットスーツを着込む、そのため身動きがキツイ

日本一周中のイケガ○さんがササッと出廷、みんなを海面から見守る。ドンヨリした天気、風が強く外海は荒れてる、イケガ○さんの奥に割れている波が見える

安定したパドリング、ベテランの漕ぎは無駄なく早い、付いて行くのがやっと

１，５ｍのウネリを緊張しながら能古島へ向かう、みんな操船に集中し口数が少なめ…

北風による左からの横波でバランスが悪い難所を２０分ほどでクリアー、何とか島に近ずいたが沿岸は白波…

それにしても風が強い、雲の動きが速く雨が降ったり止んだり

能古島の上陸ポイントである渡船場近くの砂地に向かう。島影にはいると風の影響が少なくなり、皆余裕が出てきた

風の影響を受けない島南側を快適に進む

１時間ほどで海草がいっぱいの浜に全員無事上陸しホッとする。この後、乗船場に行き能古バーガーや能古うどんなど名物を其々頂き大休憩。１時ぐらいまでマッタリし、晴れてきたのでヤマ〇さんと僕はこのまま能古島一周へ、皆は此処でもう少し遊んで帰るとのこと

ヤマ○さん５２才。元気一杯です

出てすぐの所はフェリーと水上タクシーの航路、安全を確認し急いで横切る

潮干狩りで賑わう浜辺横を進む、パドリングが軽い

夏はすこぶる多い大迫キャンプ場でトイレ休憩。ゴールデンウイーク中で若者のグループがBBCをしながら騒いでる

ヤフーﾄﾞームや百道、愛宕浜の高級マンション群が見える対岸

漕ぎ進むと志賀島が正面に、徐々に外海へ出ていくので海面が荒れてきた

能古島裏側通過時は荒れていて写真を撮る余裕なし

ぐるっと島を回った後、少しうねりが収まりやっと写真を撮る。この後も今まで経験のない横波を右側から延々と受け続ける、波が高く目線が低いカヤックなのでヤマ○さんが見えなくなった上、斜め後ろから来る波に翻弄され、我慢のパドリングが続く、外海は風が強く収まる気配なし。不安定なパドリングが続く、こんな状態で沈はしたくない…

高い波間で、進んでいるのか後退しているのか分からない状態が続く。上空をヘリコプターが２台旋回し、何かを探してるみたく執拗に低空飛行をしている。誰か流されたのか？不安が募る。しかし、やっと正面に玄海島が見えてきたのでチョット安心

なんとか波がぶつかり合う一番の難所を過ぎ、ヤマ〇さんと合流、今までお互いが見えなかったので安心。疲れてパドリングが低い

帰港地がやっと見えた。しかし、ここからの横波がまたキツくパドルしにくい。なかなか目的地に近づかない、ヘロヘロになりながら疲れた腕に気を入れる

やっと到着。海岸線は潮干狩りで芋の子を洗うみたい、小さい子供達も楽しそう

疲れて発着場に到着すると直帰組も同着で帰還。みなでカヤックを水産資料館の駐車場に止めてあったキャリアに積み、大渋滞している車の横を約３００ｍ離れた海面ハウスへ運ぶ。船を洗いシャワーを浴びてママさんに入れてもらったティーを飲みやっと一段落

バルコニーでゆっくりしていると、沖に海面クラブで有名なダイナマさんが練習している姿を発見。数々のスピードレースに優勝したいる方で、割れた波に何の問題もなくバランスを取りながら行ったり来たり。速く安定し、見てるだけでスゴイ！普通の人はすぐ沈します。以前ヤマ○さんは荒れるこの海で沈し、カヤックに上がれず４０分ほど漂流していた祭、ダイナマさんに救出してもらったそうだ

１時間ほどしたらチューさん達遠征隊チーム(殆どリタイアした初老の方々)が帰ってきた。この悪天候の中４２ｋｍ漕いだそうで、みんな疲れているが、ビールを飲むと元気復活！これから帰って１０ｋｍ走るという強者も……タフなお年寄りばかりで驚くばかり

我々はこの後、仕事仲間と合流し、知る人ぞ知る姪浜の名店「みわちゃん」へ、最高の魚料理と美酒を楽しみました。今夜は愛宕浜にあるチューさんの邸宅にお泊り。可愛く若い奥様と息子さんお世話になりました