2011年10月白川下り:晴天
イナゴ:団員3名参加+援助1名


阿蘇の山々が源流で熊本市中心部を横切り有明海に注ぐ、熊本市民の生活に密着した“白川”を中流域から下流域にかけて下る
メンバーは団長のレッド、南阿蘇コーヒーのイエロー、私グレーの3人


小関橋下流の空き地に車を駐車、土手を超えカヤックをおろす。出廷前は気合が入る


まずイエローがエントリー


カヤックの具合を確かめる


さあスタート、この冒険に皆ワクワク


20年ほど前に手に入れた僕のリバー専用カヤック“パーセッションのダンサーがミズスマシのように動く


レッドの新艇アーフェリックのエルズミア480、剛性が高い組み立て式フォールディングカヤック


中流は流れがあり、快適に移動


すぐ一個目の堰にぶつかり、船を下りスカウティング


さぁ
どこから降りるか?と話してたら


レッドがカヤックを抱え先行、続いて各自カヤックを抱えて堰を越える


僕のは小さな川用カヤックなので楽々移動


見慣れた街中の風景を川面から眺めると新鮮


今年の大梅雨時に溜まった大量のゴミが未だ明午橋の橋梁に張り付いてる



ゴミの塊、妖怪漫画ドロロのゴミ妖怪が出てきそう。橋を渡る人達は僕らを珍しげに見るでもなく目を反らす…日本人の性質が分かる場面。外国人なら間違えなく我々に手を振ったり、話しかけてくる


明午橋を過ぎ市電の通る熊本市の中心の橋「太甲橋」へ、右側に熊本の中心街がある




太甲橋下から上流を振り返ると、熊本市内の低山 龍田山が見える


継橋付近、皆を振り返ると正面に銀座橋、奥に毎日通勤で通る安政橋、その先が太甲橋。この辺りが熊本の中心地なので密に橋が架かる


少し降りると、ニュースカイホテル前の泰平橋


1時間半ほど漕いだ所で休憩


最近、携帯のせいで休みにも仕事の電話が入り興冷め。しかし、社会人の義務?(レッド撮)


2ッ目の堰。今度は手ごわそうだ、水量が多い

溺れかけの写真なし
水温も高いのでウエットスーツを着用している僕は、川の真ん中あたりからカヤックを抱え入川。船を抱えたまま川岸まで泳ぎ乗船する予定でしたが、かなり深く足は全然届かない上、沈み込む水流がすごく関下で巻いている!溺れるパターン、泳ぎにくい事この上ない。PDFが無かったら船を捨てる事になっていたかも…バタ足だけだと引き戻されるので、片腕平泳ぎに変え何とか川岸へ到着。しかし川岸も擁壁で足場がない上滑る、岸辺も深く足が届かない為、乗船に苦労。川を舐めるべからずを思い知った

二人は端からカヤックを下ろし、協力し合いカヤックに乗り込む


水深は深い、バランスを崩すと沈。慎重に乗船

この後、手前に見える急流を横切り超えるのが一苦労、勢いをつけないと水流を越えられないで押し返される。2人とも3回目のトライで無事成功


難所を乗り越え、ホッとする(濡れたカメラで撮影)


カヤックの中に水が入りバランスが悪い上、ウェットスーツの中にも川の汚水が入り気持ち悪い


川の水が不快で不機嫌な私の表情(イエロー撮)


しかし、ウェットスーツなので天気が良いから即、速乾。僕のダンサーは、中に水が入りバウ側が沈み姿勢が悪い


秘密基地発見!下水処理場の排水口。中の肩に陸しカヤックに溜まった水を捨てる。ここは沢山の小魚の隠れ家。日差しが温かく楽園みたい、中にカヤックを乗り入れるとビックリした小魚たちが飛び跳ねて賑やか、排水もきれいなのだろう。スズキなどの捕食者からの隠れ家


レッドのカヤックの中へ飛び込んできた小魚


それからは快適に進行


次の堰が見えてきた、右側には川漁師の姿が、右奥の高い山は金峰山。川漁師に寄っていく


話を聞くとモクズガニのシーズンらしく型の良いカニが沢山取れていた。今思うと安いはずなので分けてもらえばよかった…


餌になる青魚の頭がかなりの激臭を放出中


次の堰は下流域らしくかなり大型。テトラで埋めてある為、カヤックを抱えて堰を越える


第3堰クリア


もう汽水域か、潮の香りがし始める (イエロー撮)


もうすぐ上陸予定地の小島橋、約4時間経過


到着、ここら辺から先はガタになり泥だらけ。ムツゴロウに似た大きなハゼやカニがウヨウヨして賑やかな河口付近


上陸後、バス亭を探しバスを乗り継ぎ車を取りに行こう、などと話していたら、仕事を終えた仲間のブラックが我々をピックアップしに来てくれた!ほんとに仲間は助かる。変なカッコの上、川臭さを放出中の中年集団がバスの乗客に迷惑かける事なくすんだ


この後30分ほどで車を置いていた小関橋下の空き地へ。再度カヤックを積みに戻り、そこでノンアルコールビールで乾杯しながら軽食。この後、イエローは漕ぎ足らなかったらしく海へ出発…塩屋港まで夕日を撮り戻ったそうです。私はこの先の川口町にあるお気に入りの魚屋さんで新鮮な魚の刺身を手に入れ、家でビールを頂きながら見たかった映画を楽しむ。チビッ子怪獣達が戻る前に